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第2回 そもそも…どうして不動産投資がしたいの? その1

・どうして投資をするの?

不動産投資のお話をする前に、近頃、投資用マンションに限らずNISAなど「投資」と言う言葉をよく耳にすると思います。

なぜでしょうか?

一昔前は「投資」をする必要性はほとんどありませんでした。
国全体が経済成長に伴う右肩上がりで給料も安定かつ上昇しており、預貯金でもある程度の金利が付いたので、老後は退職金と年金さえあれば、満足できるだけの生活水準を維持できました。

ですから、よほどの物好きかマニア出ない限り、あえて投資をするという選択をしなくても、今後の生活に関して不満は生じませんでした。

ですから、「投資」という言葉もそれほど耳にすることはなかったように思えます。

しかし、時代は一変しました。

特に21世紀に入り、社会全体が経済成長を前提したものから経済成長と停滞を繰り返し、規則性もない右往左往する時代に突入しました。

つまり、給料が上がることは保証されず、不安定。ある程度の金利が付いた預貯金も低金利でほとんど利息がつかず、退職金も以前ほどの金額は望めないとともに、少子高齢社会により公的年金の崩壊が叫ばれており、今後、公的年金だけでは生活が賄えない可能性が非常に高くなってきました。

さらに追い討ちをかけるように寿命自体が年々伸びており、その分生活費が嵩む状況です。

図1では、過去と現在の収支状況を表しました。

図1過去と現在の収支状況

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現在においては、不足部分が出てきていると思われます。この不足部分を埋めるためには、生活費を引き下げることも考えられますが、簡単に引き下げることはできません。

また、収入(給料、退職金、年金)も増やすことも難しい状況です。
そうなると、不足部分を補うには、お金に働いてもらわなくてはなりません。
そこで、お金に働いてもらう手段として「投資」をする必要性が出てきました。

このように、近頃「投資」という言葉をよく耳にする機会が増えてきているのはこういった要因があるからです。

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・投資と投機の違い

投資と投機の意味は区別しにくいものがありますが、この違いは何でしょうか?

どちらも「何らかの利益を期待して、お金を使う」という意味ですが、残念ながらはっきりとした分類の基準はありません。ただし、一般的に言われていることは、将来を見据え、長期的なスパンで計画性や目標を持って行うものが投資であり、短期的な収益獲得を目的に行う一か八かのギャンブル的要素を含むものが投機であるといわれておりますが、この表現もやや抽象的であるといえます。

そこで一つ例を挙げてみますと、赤と黒に分かれているルーレットがあったと仮定します。この場合、「赤がくる」と思い、赤のみに全部を賭けるのが「投機」であり、「赤がくる」と思いながらも、赤と黒それぞれに分けて賭けることを「投資」ということができます。

また、「投資」をする気持ちで始めたものの、気がつけば「投機」になっていたということも気をつけなければならならない一つではないでしょうか。

ただし、上記のギャップを埋める手段として投資と投機のどちらがいいかは皆さんの判断におまかせしますが…。

 

以上、次回に続く

 


佐藤 益弘 氏プロフィール

株式会社優益FPオフィス 代表取締役
・ファイナンシャルプランナー(CFP資格認定者)
・住宅ローンアドバイザー(財団法人住宅金融普及協会)
・共栄大学(学校法人共栄学園) 非常勤講師
・気学士

東洋精糖(株)の不動産部門にてマンション開発・販売統括・管理支援などの主任を務める中、FP資格を取得。2000年8月より独立系FPとして独立。

㈱住まいと保険と資産管理、㈱ユナイテッドファイナンシャルプランナーズ、オフィス秀梨&コンサルティングネットワークス㈱  以上、3つのFP関連会社の設立に参画する。

現在、お客さまサイドに立ったシンの独立系実務家FPとして、そのネットワーク確立のため、マイアドバイザーを運営。

数少ない 金融商品販売を伴わない コンサルティング業務をメインとした 「お客様サイドのFP」「教科書通り のFP」として活動中。