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第6回 自分にあった投資スタイルは? その2

・不動産の特徴的な部分を知ろう

不動産の特徴的な部分が不動産投資にも影響します。

不動産の特徴的な部分として公共性が強いとともに、法律等の規制が他の投資手段より厳しいということが挙げられます。

また、土地というものは、同じ位置にある同じ大きさの土地は世界中でただ1つだけです。

そして、例えば株式投資であれば、年数が経過するにつれ企業の規模が大きくなれば価格は上昇していきますが、建物については、建築当初が最も新しく資産性があり、改築をしない限り、年数が経過するごとに劣化・陳腐化していきます。

さらに、その建物が、大地震などにより建物が滅失、毀損してしまった場合や、その土地が汚染されていた場合の自然災害や環境問題等が、対象となる不動産の運用成果へ影響を与える場合もあります。

以上は不動産の特徴として共通している部分です。

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・自分自身を知ろう

次に、自分自身を知ることが必要です。

自分自身を知るとは、性格や知識、投資経験などです。

中国の古典で、多くの経営者から愛読書として挙げられる『孫子』の中にも…

「彼れを知りて己れを知れば、百戦して殆(あや)うからず。彼れを知らずして己れを知れば、一勝一負す。彼れを知らず己れを知らざれば、戦う毎に必ず殆うし。」

と言っています。

これは、戦いの場でのことを言っているものですが、投資の世界においても同じことが言えるのではないでしょうか。

敵(この場合、敵は投資の対象を指します)及び己(この場合、己は投資家を指します)の両方のことを理解していれば連戦連勝であり、敵を知らず己のみのことを理解しているのであれば1勝1敗となり、さらに、敵及び己の両方ことを理解していないのであれば連戦連敗となるということを言っています。

さらに、勝手ですが、この孫氏の言葉に付け加えるとすれば、「彼れを知りて己れを知らざれば、一勝一負す。」ということも言えるでしょう。

敵のみのことを理解し、己のことを理解していない場合、1勝1敗となります。

敵と己をできる限り知り、連戦連勝は難しいとしても、それに近い投資の成果は残したいものです。

投資では、よく何に投資すれば良いのかの一点に集中しがちですが、その事プラス自分自身を知っていなければ良い結果を得ることはできないということはよく見落とされているような気がします。

さらに、自分を知るということは、戦いの場や投資の世界に限らず、他の事柄に対しても言えることではないでしょうか。

 

以上、次回に続く

 


佐藤 益弘 氏プロフィール

株式会社優益FPオフィス 代表取締役
・ファイナンシャルプランナー(CFP資格認定者)
・住宅ローンアドバイザー(財団法人住宅金融普及協会)
・共栄大学(学校法人共栄学園) 非常勤講師
・気学士

東洋精糖(株)の不動産部門にてマンション開発・販売統括・管理支援などの主任を務める中、FP資格を取得。2000年8月より独立系FPとして独立。

㈱住まいと保険と資産管理、㈱ユナイテッドファイナンシャルプランナーズ、オフィス秀梨&コンサルティングネットワークス㈱  以上、3つのFP関連会社の設立に参画する。

現在、お客さまサイドに立ったシンの独立系実務家FPとして、そのネットワーク確立のため、マイアドバイザーを運営。

数少ない 金融商品販売を伴わない コンサルティング業務をメインとした 「お客様サイドのFP」「教科書通り のFP」として活動中。