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第13回 投資のイロハを知ろう(2)

 

 

・リスクとは?

 「リスク」とはどういう意味なのでしょうか?

 リスク=危険という意味が一般的ですが、ただし、使い方、使う場所によって定義はそれぞれ異なります。

  投資の世界ではリスク=「不確実性」という意味でよく使われます。

 みなさん下の文章で使われているリスクの意味を一緒に考えてみましょう。

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  それでは、それぞれのリスクの意味について見ていきましょう。

  まず、1.の場合のリスクは「元本割れの可能性」という意味で使用されています。

  次に2.の場合のリスクは「価格のぶれ幅(価格の不確実性)」という意味で使用されています。

  そして、3.の場合のリスクは「危険である」という意味で使用されています。

  さらに、4.の場合のリスクは「事故を防ぐ対処法と、事故が起きた場合の対処法」の両方の意味で使用されています。

  最後に、5.の場合のリスクは「何らかのマイナス要因を抱えているが、起こるか起こらないかは不確実という意味で使用されています。

  以上のように「リスク」という言葉は、その場面によって意味が異なってきます。

  そのことを知らずに、リスク=危険という意味のみで読んでいる方がよっぽどリスクが大きいといえます。

  また、不動産投資に関係するリスクを図にまとめましたのでご参照下さい。 

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・美味しい話は向こうからやって来ない

 美味しい話とは=儲かる話です。

 美味しい話が自然に向こうからやって来たり、その辺りに転がっていたりということはまずあり得ません。

 例えば、「年間10%の利回りがあり、価格変動などのリスクは一切ございません」といったフレーズで、ある日突然、自宅に営業マンが訪問してきた場合、あなたはどう思われますか

 確かにお得なような気もしますが、普通に考えた場合、この時代において価格変動無しで年間10%の利回りが保証されるのはおかしいと思われるでしょう。

 ここまではなくても、これに近いような詐欺に近い実話は存在していますので注意が必要です。

 投資の基本は、「絶対がない」ことと、自ら出向いて行かない限り、自分の希望に沿ったものは見つからないということです。

 最後に、リスクの認識は投資をする上では最低限の基本になります。

 基本を忘れたところに光は差し込みません。

 複雑であればあるほど基本が最も大切になってきます。

 以上、次回に続く

 

 


佐藤 益弘 氏プロフィール

株式会社優益FPオフィス 代表取締役
・ファイナンシャルプランナー(CFP資格認定者)
・住宅ローンアドバイザー(財団法人住宅金融普及協会)
・共栄大学(学校法人共栄学園) 非常勤講師
・気学士

東洋精糖(株)の不動産部門にてマンション開発・販売統括・管理支援などの主任を務める中、FP資格を取得。2000年8月より独立系FPとして独立。

㈱住まいと保険と資産管理、㈱ユナイテッドファイナンシャルプランナーズ、オフィス秀梨&コンサルティングネットワークス㈱  以上、3つのFP関連会社の設立に参画する。

現在、お客さまサイドに立ったシンの独立系実務家FPとして、そのネットワーク確立のため、マイアドバイザーを運営。

数少ない 金融商品販売を伴わない コンサルティング業務をメインとした 「お客様サイドのFP」「教科書通り のFP」として活動中。