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第23回 投資計画をどうやって立てるか(2)

 

前回より、具体的な投資計画立て方などについてお伝えしていきます。

 

・投資計画を立てるにあたってⅠ(物件を選定する前に…)

物件を選定する前に、投資計画は不要だと思われがちですが、物件を選定する前であるからこそ立てることができる計画があります。

 

1つ目は、その投資をすることの目的です。

有効なポートフォリオを作るために不動産投資をするのか、もしくは老後の私的年金代わりのためなのか…100人いれば100通りの目的があります。例えば、私的年金代わりに不動産投資をする場合、退職時までには物件のローン返済を完了させておく必要があります。
その場合、賃料のみから返済できる金額の物件にしておくのか、毎月わずかであればローン返済に自分の給料等あててもいいのか、最低限、何歳までにローン返済を完済しておきたいか…購入時までに決断する必要があります。くれぐれも「儲かりそう」や「営業マンが熱心に勧誘してくれる」のみで投資計画を立て始めても、途中で頓挫してしまいます。

 

 

そして、2つ目は、資金面についての計画です。

物件選定前に資金計画?と思われるでしょうが、頭金はいくらぐらいまでであれば無理のない範囲で用意できるか、現在のライフステージや今後のライフプランの変化(収入予測等の変化)も必要です。
このことを物件選定前に行っていないと、いざ、物件を選定する段階になり、良いと思われる物件が見つかった場合、どうしてもその物件を手に入れたいという思いが強く働き、結果として、頭金を許容範囲以上に出したり、今後の収入予測も甘く見がちになったりしてしまいます。
これは、知らず知らずのうちにリスク許容度を超えた投資をしてしまう恐れがあります。

 

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次に3つ目は、どのような用途に投資をするのかの判断です。

判で押したようにワンルームマンション投資と考えていませんか?
ワンルームマンション投資が駄目であると言っているのではなく、もっと柔軟に物事を考えることが重要です。
これから物件の選定を行う訳ですが、「今後を考えた場合、どのような用途がいいのか」や、「自分はいったいどのような不動産に投資をしたいのか」と自分自身で情報を集め、考えることが重要です。
その結果としてワンルームマンション投資にするというのであれば問題はないでしょう。

さらに、新築物件を購入されますか?中古物件を購入されますか?自分なりに情報を集めて、ある程度決めた上で、物件を選定してください。
物件を探している途中で変更される場合も出てきますが、その場合、なぜ変更するのかを一度自問した上で、変更してください。

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以上の3項目が物件を選定する前に計画として立ててもらいたいものです。
案外、見落としそうなものもありますが、これをしなかったが故に後で後悔したということのないようにしましょう。

 

 

次回に続く

 

 


佐藤 益弘 氏プロフィール

株式会社優益FPオフィス 代表取締役
・ファイナンシャルプランナー(CFP資格認定者)
・住宅ローンアドバイザー(財団法人住宅金融普及協会)
・法政大学 兼任講師
・気学士

東洋精糖(株)の不動産部門にてマンション開発・販売統括・管理支援などの主任を務める中、FP資格を取得。2000年8月より独立系FPとして独立。

㈱住まいと保険と資産管理、㈱ユナイテッドファイナンシャルプランナーズ、オフィス秀梨&コンサルティングネットワークス㈱  以上、3つのFP関連会社の設立に参画する。

現在、お客さまサイドに立ったシンの独立系実務家FPとして、そのネットワーク確立のため、マイアドバイザーを運営。

数少ない 金融商品販売を伴わない コンサルティング業務をメインとした 「お客様サイドのFP」「教科書通り のFP」として活動中。