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第30回 どんな費用が掛かるのか?(3)

 

前々回より どんな費用が掛かるのか? についてお伝えしています。

今回は3回目です。

では、前回の続きから・・・

 

 

まず、購入段階の費用を知る!(3)

・その他

万が一、火災にあった場合、今後、収益を生んでくれるはずの建物が滅失してしまうという状況が発生します。同時に、その建物から生み出す収益をあてに融資している金融機関にとっても大打撃を被ることになります。

 

そこで、火災保険の加入がローンを組む条件の一つとなっています。また、保険金請求権に金融機関(もしくは保証会社)が質権を設定されますので、万が一、建物が火災にあった場合でも、支払われる保険金により債務を返済することになりますが、その火災保険料についてはローンを組むオーナーが負担します。

支払方法は、融資を受け取る時期に一括で支払う方法と、金融機関によっては、融資額に含めて月々の返済額と一緒に支払う方法があります。

 

そして、返済期間中に万が一、ローンを組んでいるオーナーが死亡もしくは高度障害になった場合、残債を全てカバーしてくれる団体信用生命保険に加入することになりますが、一般的に費用は毎月返済するローンの金利部分に含まれていますので、新たな支出は発生しませんが、念のため、ローンを組む金融機関等に確認してください。

 

 

 

次ぎに、運用・保有段階の費用を知る!

・税金関係

保有時にも税金がかかるのが現物不動産投資の特徴です。

保有時には、不動産の所有者に対して固定資産税と都市計画税の2種類の税金がかかります。

また、これは保有している限り毎年支払う「固定費」になりますから、投資効率を考える上でも重要です。

 

賃貸経営=収入が発生するのですから、その儲け(所得)部分に対して、所得税(不動産所得)と住民税が掛かります。

この点は、また、後日、詳しくお伝えします。

 

 

・管理費関係

不動産の保有には管理が欠かせません。また、管理の良し悪しによって不動産投資の収益をも左右しかねません。

 

管理費は賃料の10%~20%が一般的ですが、その建物の規模や管理形態によって違ってきます。

また、その中に修繕積立金が含まれているのか、含まれていないかによっても金額が違ってきますので、金額だけでは判断せずに、内容も考慮した上でその良し悪しについての判断をしてください。

 

頻繁には起こらないはずですが、各部屋ごとの修繕義務は、原則的に大家負担になります。ですから、備品等(例.クーラー)の修理、取替えにかかる費用は、内容如何によっては、家主が負担する場合があります。

 

 

次回に続く

掲載日時:2017年8月1日

 


佐藤 益弘 氏プロフィール

株式会社優益FPオフィス 代表取締役
・ファイナンシャルプランナー(CFP資格認定者)
・住宅ローンアドバイザー(財団法人住宅金融普及協会)
・法政大学 兼任講師
・気学士

東洋精糖(株)の不動産部門にてマンション開発・販売統括・管理支援などの主任を務める中、FP資格を取得。2000年8月より独立系FPとして独立。

㈱住まいと保険と資産管理、㈱ユナイテッドファイナンシャルプランナーズ、オフィス秀梨&コンサルティングネットワークス㈱  以上、3つのFP関連会社の設立に参画する。

現在、お客さまサイドに立ったシンの独立系実務家FPとして、そのネットワーク確立のため、マイアドバイザーを運営。

数少ない 金融商品販売を伴わない コンサルティング業務をメインとした 「お客様サイドのFP」「教科書通り のFP」として活動中。