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第50回目 地図から分析する

 

前回は、「不動産価格をチェックする」というお話しをさせて頂きました。 価格を確認した後、今回は「地図から分析する」というお話しをさせて頂きます。 それでは始めましょう。

地図を見て購入物件を分析しよう

地図といってもここで説明する地図は、道路マップや書店やコンビニエンス・ストアに 置いてあるものとは異なります。もちろん。それらの地図でも分析できないわけではあり ませんが、物件購入に際して参考にするものとしては、より詳細なもので分析することが 望ましいといえます。

住宅地図(航空地図)と呼ばれているものがそれです。身近な所では、派出所や市役所 の都市計画関係部署、宅配便、そば屋の出前用などにも使われています。

住宅地図は、法務局(登記所)に備え付けられており、住所や地番(住所とは異なる)、 居住者名、都市計画の用途地域などが記載されています。

普通の地図より縮小率が低いためサイズが大きくて重く、値段も市販の地図よりはるか に高いので、わざわざ買う必要はないでしょう。普通はある程度、物件を絞り込んでから 該当簡所の写しを不動産業者などからもらうことが多いでしょう。また、インターネット での行料サービスでも入手できます。

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見逃してはいけないポイントとは

まずは購入対象物件の周辺にはどのようなものがあるのかを調べてみましょう。例えば 次のような点です。

● 生活関連施設の確認 日常生活に不自由する状況になってないか

● 隣接する不動産との位置関係 住宅以外の建物がないか、日照通風等で著しく物件の利点を損なうものはないか

●周辺環境の確認 住宅に適している地域であるか、都市計画の用途地域はどの地域に該当するか

● 嫌悪施設の確認 騒音、悪臭を発する施設がないか

このような点については、ある程度、地図上でも調べられることですので、あらかじめ 調べたほうがよさそうな点を把握しておいてから、実際に現地へ行くほうが、物件やその 周辺をくまなく回って調べるよりも効率的です。

この住宅地図の他にも見て調べておくと参考になる地図があります。 市役所で見ることができる都市計画図です。

都市計画図では、建築可能な建物を定めてある用途地域の他に、道路計画や区画整理の 計画なども知ることができます。また、災害対策課などでは、過去に発生した水害の被害 図や地震の活断層、土壌汚染に関する地域を示したもの、災害予測可能なハザードマップ なども見ることができます。

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これらの地図はインターネット上で公開しているケースも多いので、のちに不安を残さ ないためにも、確認しておくことをお勧めします。

 

 

以上、次回に続く

 

 

 

掲載日時:2018年6月1日

 


佐藤 益弘 氏プロフィール

株式会社優益FPオフィス 代表取締役
・ファイナンシャルプランナー(CFP資格認定者)
・住宅ローンアドバイザー(財団法人住宅金融普及協会)
・法政大学 兼任講師
・気学士

東洋精糖(株)の不動産部門にてマンション開発・販売統括・管理支援などの主任を務める中、FP資格を取得。2000年8月より独立系FPとして独立。

㈱住まいと保険と資産管理、㈱ユナイテッドファイナンシャルプランナーズ、オフィス秀梨&コンサルティングネットワークス㈱  以上、3つのFP関連会社の設立に参画する。

現在、お客さまサイドに立ったシンの独立系実務家FPとして、そのネットワーク確立のため、マイアドバイザーを運営。

数少ない 金融商品販売を伴わない コンサルティング業務をメインとした 「お客様サイドのFP」「教科書通り のFP」として活動中。