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第53回目 不動産会社の広告チラシの読み方

 

前回は、「新聞広告の裏を読む」というお話しをさせて頂きました。
引き続き、今回は情報の取り方・・・「不動産会社の広告チラシの読み方」というお話しをさせて頂きます。
それでは始めましょう。
不動産会社でもらえる広告
物件を探すために不動産会社に出向いていくと、販売図面と呼ばれている広告が出てきます。
販売図面に出ているものは、現地案内図、間取図や配置図(方位がわかるもの)、賃料収入などです。この販売図面は、不動産業界で不動産業者用に配布されているもので、来店した一般消費者に見せるのと同時に、専門家向けでもあります。新聞折込広告などに比べれば、情報もより詳細で正確さも高くなっています。とはいっても、完璧なものではありませんので、記載されている内容に対しては、7割程度の信用と考え、記載内容を鵜呑みにせず、事実を確認する必要があるということを心がけておきましょう。また、専門家向けとはいっても、折込広告と同様、良好物件であるかのように見せようとする要素も少なからず入っています。53-1

売図面には説明がない「管理の状態」
一般的に販売図面に出ていないもので、非常に重要なことがあります。

それは「管理」です。ここでいう管理は、マンション全体の運営維持管理の意味ではなく、賃貸物件としての、あるいは賃貸借契約についての管理です。

不動産運用物件を購入したら、借主とのやりとりをすべて自分で直接行いたいという人なら、管理を気にする必要はないでしょう。一方、家賃の徴収、契約の更新、退去手続きなど、管理を不動産会社に委託したいと考える人は、ぜひ注意しておかなければなりません。

新築であれば、どこまでの管理を業務として行ってくれるのか、また、システムとして賃料保証などを謳っているものであれば、その内容はどうなっているのかなどです。例えば、何年間の保証なのか、空室でも賃料を下げるなどの措置を強制されないのか、滞納家賃についても保証があるのかなど。

中古であれば、現在入居中の賃借人との賃貸借契約の内容も重要です。広告に出ているのは、せいぜい賃料収入ぐらいなので、購入の検討段階まできたら、現在の契約内容と管理委託内容は要チェックです。

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あなたがオーナーだとしたら、借りてくれるのなら誰でもいいという貸し方をしますか? きっと安全で安心できる人に借りてほしいと考えるでしょう。そして、安心できる管理委託内容になっていることを希望するはずです。

詳細は後述の契約檀家の話でお伝えしますが、決断前の検討段階では、管理委託内容に加えて、現在の賃料以外にも期間や敷金の扱い、入居者の職業・収入・年齢・入居人数・連帯保証人なども確認するようにしましょう。

以上、次回に続く

 

掲載日時:2018年7月17日

 


佐藤 益弘 氏プロフィール

株式会社優益FPオフィス
・ファイナンシャルプランナー(CFP)

数少ない 商品販売を伴わない 「お客様サイドのFP」「教科書通り のFP」として活動中。