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第64回目 現地調査の仕方(3) 環境を調査する

 

前回は、「ワンルームマンション規制」についてお伝えしました。 今回は、「環境」について話しをさせて頂きます。 それでは始めましょう。

 

 

自分が住んでみたいと思えるエリアはやっぱり人気が高い!?

不動産投資でその利回りを決定する要因は、「購入価額」「賃料」「売却価額」の3つです。

購入価額が安いというだけで投資してしまうと、なかなか借り手が付かず、賃料が思い 通りに得られないということになりかねません。

では、借り手がすぐに見つかる人気の物件とは、どんな物件でしょうか?

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具体的なポイントは順次見ていくとして、まずはみなさんが住んでみたいと考えるエリ アを想像してみてください。

「駅から近い」「閑静な住宅地」「買い物が便利」「小学校が近い」など様々なキーワード が思いつくはずです。

借り手も同じことを考えてあなたのマンションを選択するのです。 まずは、「私も住んでみたい!」 こう思える物件を選択しましょう。

 

 

まずは駅からの利便性

「最寄駅からバスで 20 分、その後徒歩 10 分」 こんな不便なマンションを皆さんは借りたいと思いますか?

多くの方は、通勤や通学を考えて、駅から近いマンションに住みたいと思うはず。 最寄駅からの利便性はマンションを選ぶうえで最も重要なポイントの1つです。

目安として、「徒歩で 10 分(理想は 5 分)以内」のマンションを検討してみてはいかが でしょうか?

また、路線も重要です。みなさんが使うターミナル駅に乗り換えなしでアクセスできる 路線を選択しましょう。30 分前後が理想ですが、始発や最終電車の発着駅は、ターミナル 駅から多少離れていても、座って通勤や通学ができる事から、逆に好印象を持つことが多 いでしょう。

 

 

商業施設や公共施設

ワンルームマンションの場合、今後は高齢者世帯も対象になる可能性がありますが、基 本的に 1 人暮らしの若者がメインの住人となります。コンビニエンスストアや飲食店など の店舗が近所にあることが望ましいでしょう。

一方ファミリータイプのマンションでは、大型スーパーや商店街など買い物の利便性に 着目してください。また、夜間でも診療してくれる病院や夜遅くまで利用できる保育園、 小中学校、図書館など、子どもに関係する公共施設が周辺にあるエリアは人気が高いです。

忘れてはいけないのが、避難場所です。最近では熊本や大阪北部で発生した大地震、九 州北部を襲った集中豪雨などが記憶に新しいですが、大きな災害が発生した際に最寄りの 避難場所が何処なのか? 避難場所になっている公共施設からの距離感もしっかり把握し ておきましょう。

 

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著作「不動産投資はじめ方マニュアル」より

 

 

ワンルームとファミリータイプでは選択の基準が異なる

あなたが投資するマンションが、「ワンルーム」か「ファミリータイプ」かにより選択す るエリアが異なるはずです。

ワンルームの借り手となるのは主として単身者であり、ファミリータイプは小さい子ど もを抱えた若いご夫婦がメインになります。

借り手が違うのですから、居住ニーズ=選択の基準も異なります。

例えば、ワンルームであればガヤガヤした繁華街にあるものであっても借り手は付くで しょうが、小さいお子さんを抱えた家族には適さないといった具合です。

借り手のニーズを考えてエリアを選択する必要があります。

 

 

 

以上、次回に続く

 

 

 

 

掲載日時:2019年1月1日

 


佐藤 益弘 氏プロフィール

株式会社優益FPオフィス
・ファイナンシャルプランナー(CFP)

数少ない 商品販売を伴わない 「お客様サイドのFP」「教科書通り のFP」として活動中。