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第75回目 重要事項説明って(1)

 

前回まで、不動産関連の税金の概要についてお伝えしました。

今回から、契約の前段階に必ず行われる「重要事項説明」について数回に分けて、お伝 えします。

それでは始めましょう。

・購入しようとする不動産について知ろう! 「不動産の売買は不安だ。よくわからないことが多いから・・・。」

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こんな声がよく聞かれます。 理由の一つに、購入しようとする不動産について詳細な情報を入手していないことが

考えられます。また、情報があっても不動産については専門用語が多く使われるため十 分に理解することができないといった問題もあります。

そこで、不動産の取引時に、不動産の知識を豊富にもった専門家(宅地建物取引士) が“懇切丁寧に”説明をしてくれます。

 

  これが「重要事項説明」なのです。

・重要事項とは? 簡単に言えば、契約するにあたって最低限、購入者や借り手が知っておかなければならない重要な事項のことです。

例えば、スマホを購入するケースを思い浮かべてください。どんな点を確認して購入 しますか? 価格やデザインだけでなく、メーカーや iOS やアンドロイドなど利用でき るシステム、性能など必要な機能を搭載しているかどうかなど確認してから購入するは ずです。

不動産も全く同じです。人生における最大の買い物なのですから、スマホよりももっ と確認すべき事項は多岐にわたるはずです。

重要事項の具体的内容については、大きく分けて「対象物件に関する事項」と「取引 条件に関する事項」に分かれますが、宅地建物取引業法という法律に細かく明記されて います。

近年、不動産に関わる法律や条令などは多岐にわたっているので、聞いていた情報と 違う記載はないか、その他気になることはないかなど、きちんと確認しましょう。

例えば、以前解説した登記の内容も重要事項に該当します。そのほかにも、マンショ ン等区分所有建物の売買を行う際には管理関係についても説明を受ける必要があります。

「どんな物件(土地・1 棟建て、区分所有建物)」を、「どうするか?(売買・貸借)」 により、重要事項の内容も変わることがあります。

いつ、誰が重要事項の説明を行うのか 重要事項の説明は、購入者がその不動産について正確な情報を得ることで、契約するか否かを決定する判断の材料となるものでなければいけません。

したがって、契約を締結した後で説明を受けても何の意味もありません。

ですから、重要事項の説明は必ず契約の前に受けてください。 契約前と言っても、契約の直前は好ましくありません。
できれば契約する日の 1 週間前くらいに説明を受け、いったん家に持ち帰って購入するか否かを検討すると良いでしょう。

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以上、次回に続く

 

 

 

掲載日時:2019年6月15日

 


佐藤 益弘 氏プロフィール

株式会社優益FPオフィス
・ファイナンシャルプランナー(CFP)

数少ない 商品販売を伴わない 「お客様サイドのFP」「教科書通り のFP」として活動中。