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第76回目 重要事項説明って(2)

 

前回から、契約の前段階に必ず行われる「重要事項説明」についてお伝えしています。

それでは始めましょう。

・いつ、誰が重要事項の説明を行うのか(2) 重要事項の説明は、基本的に売主となる不動産会社、または売買の代理・媒介(仲介)

を行う、つまりその取引に関わる「不動産会社」が必ず行わなければならないことにな っています。また、複数の不動産会社がその取引に関わる場合は、どの不動産会社も共 同責任を負うことになります。

実際に重要事項の説明を行うのは、それらの不動産会社に携わる宅地建物取引士とい う国家資格を持った者と決められています。売買だけでなく賃貸借でも、重要事項説明 を受ける前に、宅地建物取引士証という身分証明書の提示を受けることになっています から、必ず提示を受けた上で、説明してもらいましょう。

私の遠い過去の拙い経験ですが、私自身の賃貸借契約の前の重要事項説明で、未提示 のまま説明が終わり、最後の質問で、提示を求めた際に宅地建物取引士(当時は宅地建 物取引主任者)の未資格者だったようで、大問題になったことがあります。

イメージ図(執筆者の宅地建物取引士証;一部加工)
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・説明内容は書面にしてもらおう 契約後に「説明を受けた内容と違う。」といったトラブルが起こった場合、説明時の内

容を確認する必要が出てくるケースがあります。説明が口頭のみで証拠がなにも残って いなかったら解決が難しくなることが考えられます。そんなことにならないように、説 明内容は書面することが説明者に義務づけられています。口頭で説明を受けるとともに 必ずその内容を記載した書面を交付してもらってください。

また、不動産会社がどんな立場でその取引に関わるのか? 売主なのか、代理なのか、 仲介なのか、このことを取引態様といいますが、その説明もあります。

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・大変だけれど、しっかり確認しよう 重要事項説明書は、専門的な用語や内容も多く記載されています。ですから、わから

ないことが多いはずです。「知らずは一時の恥」なので、わからない点をわからないまま 残すのではなく、しっかり質問し、わからないという点を無くするようしておきましょ う。

例えば、国土交通省が推奨する重要事項説明書関連の情報が以下の HP に記載されて いますので、一読いただくのも良いかもしれません。(国土交通省 Web サイト)

 

以上、次回に続く

 

 

 

掲載日時:2019年7月1日

 


佐藤 益弘 氏プロフィール

株式会社優益FPオフィス
・ファイナンシャルプランナー(CFP)

数少ない 商品販売を伴わない 「お客様サイドのFP」「教科書通り のFP」として活動中。