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第92回目 正しい管理の仕方(3)

 

賃貸管理の仕方について、お伝えしています。
 今回で3回目。それでは始めましょう。

・賃貸借におけるトラブル 賃貸借は賃借人という相手があることですから、賃借人とのトラブルは避けられません。もちろん、必ずトラブルに見舞われるということではなく、トラブルを100%回避することは不可能だという意味です。賃貸人側がどんなに誠実に対応したとしても、トラブルが発生してしまうことがあります。家賃の滞納はその典型です。賃貸借契約に違反しているので、全面的に賃借人が悪いのは明らかですが、その解決は容易ではありません。

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また、家賃は支払うが周囲の住民とトラブルばかり起こす賃借人もいます。これらの解決にはお金と時間がかかりますので、投資計画にはこれらのリスクをあらかじめ盛込んでおくと良いでしょう。

・建物、設備の経年劣化によるトラブル建物や設備は、時の経過にしたがって必ずその性能が低下していきます。建物が古くなれば、外壁の汚れやヒビ割れが生じるでしょうし、部屋のクロスや天井のシミが目立つようになります。設備も備え付けのエアコンや換気扇、給湯器なども壊れて使用でき なくなります。これらを放置するとどうなるか。古い物件は、新築に比べ人気は劣りますし、設備に対する入居者の目も肥えています。新しい入居者がなかなか決らず、長期間空室のままになるかもしれません。また、たとえ入居者が見つかったとしても以前の 家賃では契約できず、家賃の低下を招くことになります。

・その他のトラブル

みなさんご存知の通り、戸建住宅、マンションを問わず、ピッキングの被害が増加しました。ピッキングだけではなく、窓を打ち破っての侵入など、空き巣の手口は様々です。このため、ドアや窓のロックを2つにしたり、警備会社のセキュリティシステムを導入したりするなど、防犯に対する意識はかつてないほど高まっています。当然セキュ リティがしっかりした物件に人気があつまることになります。もし、あなたが賃貸して いるマンションに空き巣が侵入したら。セキュリティが緩いとの評価を受けて優良な賃借人が入居してくれなくなる恐れがあります。

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トラブルではありませんが、税金も頭の痛い課題です。家賃という収入を得ている以上、個人の方であれば所得税が、法人であれば法人税が課税されます。税金は毎年改正 が行われますから、改正によって税負担が重くなる可能性も否定できません。税金の負 担増加は投資利回りに直接影響を及ぼしますので、税制改正には留意することが必要です。

 

 

 

 

以上、次回に続く

 

 

掲載日時:2020年3月1日

 


佐藤 益弘 氏プロフィール

株式会社優益FPオフィス
・ファイナンシャルプランナー(CFP)

数少ない 商品販売を伴わない 「お客様サイドのFP」「教科書通り のFP」として活動中。