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第93回目 正しい管理の仕方(4)

 

賃貸管理の仕方について、お伝えしています。
 今回で4回目。それでは始めましょう。

・こんな賃借人は・・・ 投資用不動産は、人にその物件を貸し、賃料を得ることで収益をあげていくものです。

人に貸す、つまり不動産の賃貸借契約を締結することになりますが、この契約は高度な 人間関係によって成り立っているため、ここにトラブルが発生することになります。

たとえば、「月々の賃料を支払ってくれない。」「部屋を汚したまま退去されてしまった。」「夜ごと大人数で騒ぎ、近所に迷惑を掛ける。」これらは部屋の借り手、賃借人につ いてのリスクです。できれば、良識をもち契約を誠実に履行してくれる賃借人に貸したいものです。

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・入居者の審査 賃貸管理会社に管理業務を委託している場合、賃貸人が賃借人と会う機会がないのが通常で、賃貸管理会社が賃貸人の「現住所」「引っ越し理由」「同居者」「勤務先」「収入」 「連帯保証人」などの基本事項の確認および喋り方や服装、時間にルーズではないかな どのチェックを行います。賃貸管理会社はこれらに基づき独自に入居審査を行い、賃貸 人に意見を伝えて最終判断を仰ぎます。審査のポイントは「継続的な収入があるか。」「常 識的な生活を営めるか。」ということに尽きます。継続的な収入がなければ、毎月の家賃 の支払いは不安定なものになりますし、周囲とトラブルを起こすようでは円滑な管理に 支障をきたすことになります。この二つのほかにも、「法人契約希望」「女性に限る」な ど希望があれば、あらかじめ賃貸管理業者に伝えておくと良いでしょう。

・連帯保証人

一般的に、賃貸借契約では賃借人は連帯保証人をたてることになります。連帯保証人 は賃借人と同じ責任を負うことになるので、家賃の滞納や、その他トラブルが発生した場合、賃貸人に対し責任が生じます。したがって、入居審査では連帯保証人の信用力が 重視され、一定の収入があることが条件となります。特に、賃借人が学生の場合、連帯 保証人(通常は親権者)の存在は重要で、賃借人本人よりも慎重に審査する必要があります。

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ただし、2020 年 4 月から個人の連帯保証人に関しては事実上立てられなくなります。 この件は保証会社を通じて保証やサブリースなどで対応することとなります。後日、お伝えすることとします。

・入居者の属性による審査 入居者が、借りた部屋で違法行為を行うことが明らかなケースや反社会的な活動を行っているケースでは特に注意が必要です。他の住民からクレームが付けられることが予想されますので、賃貸管理会社が入居申込の時点で断るよう徹底しておくと良いでしょ う。

 

 

 

以上、次回に続く

 

 

掲載日時:2020年3月15日

 


佐藤 益弘 氏プロフィール

株式会社優益FPオフィス
・ファイナンシャルプランナー(CFP)

数少ない 商品販売を伴わない 「お客様サイドのFP」「教科書通り のFP」として活動中。