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第99回目 透明で清く正しい管理の仕方(10)

 

賃貸管理の仕方について、お伝えしています。
今回で10回目。
今回は、セキュリティリスク(防犯)についてお伝えします。
それでは始めましょう。

 

・空き巣に狙われるマンションは・・・
セキュリティの緩い賃貸アパートやマンションは何度でも空き巣に狙われます。被害に遭うと、大切な財産を失ってしまうだけでなく、家に見知らぬ者に侵入されたという精神的なショックを大きく受けることになります。空き巣に狙われるようなアパートやマンションを借りたいと思う人は当然いませんから不人気となり、希望の家賃で貸すこともできなくなります。
だからといって、セキュリティレベルを上げるにはかなりの出費が伴うのも事実。普段からドアや窓に対する「防犯対策」や「戸締り」を心掛けることが大切で、賃貸経営の観点からは、セキュリティレベルと経費のバランスに注目して防犯を考える必要があります。

・まずは、空き巣の手口を知ろう

警視庁がまとめた「平成30年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況」によると、マンション(中・高層住宅)の場合、無締り、施錠開け、ガラス破りの順に空き巣に入られるケースが多くなっています。

●無締り・・・鍵を掛け忘れた玄関、窓等から侵入する手口
●ガラス破り・・・ガラスを割ったり、こじ破ったりして侵入する手口
●施錠開け・・・ドア錠等を様々な特殊工具を使用し開錠して侵入する手口
●ドア錠破り・・・ドアの隙間をバール等の工具で破壊して侵入する手口

 

空き巣の侵入手段

 

無締りの場合は、居住者=賃借人の不注意なのでいかんともしがたいのですが、以前、最も多かったのはガラスを破っての侵入でした。ガラスを焼き切ったり、割ったりして 窓のカギ(「クレセント」といいます。)を開錠して侵入する方法で、ピッキングに比べ安易な侵入手段だからです。

「10階だから大丈夫」と思っている方は危険です。他のマンションでは最上階の方でも実際にこの被害に遭っています。あるケースでは、屋上にあがった犯人がロープで最上階のベランダに侵入、ガラス破りの手口で窃盗に及びました。また別のマンションでは、 隣のビルからベランダに乗り移ったという事例があります。マンションだからといって安心できません。

対策を検討してみましょう。

 

 

以上、次回に続く

 

掲載日時:2020年6月15日

 


佐藤 益弘 氏プロフィール

株式会社優益FPオフィス
・ファイナンシャルプランナー(CFP)

数少ない 商品販売を伴わない 「お客様サイドのFP」「教科書通り のFP」として活動中。