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第101回目 透明で清く正しい管理の仕方(12)

 

賃貸管理の仕方について、お伝えしています。
今回で12回目、最終回になります。
今回は、マンションに起きる様々なルール違反についてお伝えします。
それでは始めましょう。

 

・賃借人が引き起こすトラブルは様々

マンションでは、他人同士が共同生活を営んでいることから、ルールを守って生活する必要があります。マンションを賃貸する場合には、賃貸人は実際には居住しませんが、マンションのオーナーであるので、区分所有者として賃借人にルールを守ってもらわなければいけません。これは義務となっていますので、決められたルールをしっかりと確認し、入居者に徹底させてください。ルールを破った場合、他の住民と軋轢を生じることになりますが、その種類は様々ですので、ここでは代表的なトラブルを紹介します。

 

・例1:「ペット」を巡るトラブル

ペットについては、鳴き声や臭いなど他の住民に迷惑をかける可能性があることから、管理規約でペットの飼育を禁止しているマンションが少なくありません。このように飼育が禁止されている場合には、賃借人にこれを納得してもらい、管理規約を守るように徹底してください。また、全面的に禁止ではなく、小動物に限って飼育を認めているマンションもあります。このケースでは小型犬などの飼育は認められる可能性がありますが、管理組合に登録したり、散歩後の足ふきや糞の処理など周囲に迷惑をかけないようペット飼育に関するルールを定めてあったりするので、その旨、伝えておくようにしましょう。

 

・例2:「ピアノ」を巡るトラブル

「ピアノの音がうるさくて眠れない。」といった苦情がよく聞かれます。昼間であればまだしも、真夜中にピアノを弾かれては確かに迷惑です。常識にしたがってピアノを楽しんでもらえればいいのですが、このようなトラブルが発生した場合には、ピアノについてもルールを決める必要があります。たとえば、「ピアノの演奏は、夜8:00までとする。」といった具合に一定の規制を策定します。

 

 ・例3:「パーキング(駐車場)を巡るトラブル

マンションに駐車場が付属している場合、管理組合で使用ルール(駐車場管理規約) が決まっているケースが多いので、その旨伝えましょう。例えば、「誰が」「いつまで」「どのように」利用するか、特に、駐車場の台数がマンションの全戸数に満たない場合、公正な方法で利用者を決めているので、トラブルになります。また、利用者とは「駐車場利用契約」を締結し、利用料や利用期間など基本的な事項を契約書に残しておきましょう。駐車場の利用方法も重要です。たとえば、タイヤや工具など私物を駐車場内に放置したりすれば、他の利用者からクレームがつきます。そうならないためにも、事前にルールを決めておくことが重要なのです。

 

 

以上、次回に続く

 

掲載日時:2020年7月15日

 


佐藤 益弘 氏プロフィール

株式会社優益FPオフィス
・ファイナンシャルプランナー(CFP)

数少ない 商品販売を伴わない 「お客様サイドのFP」「教科書通り のFP」として活動中。