第109回目 最終回?!
まず、民法改正の内容については、本コラムでは掲載されないので、大変申し訳ありませんが、みなさんご自身で情報を追っていただけえれば、幸いです。
2014年9月1日から足かけ6年以上続けてきました この「3分でサッとわかる 不動産投資」も今回で最終回になります。
最後に何をお伝えしようか?とても悩みましたが・・・自然体でいこうと思います。
第1回のコラムで・・・「日本は世界でも例のない、人口が減りながら高齢者割合が高まる「少子超高齢社会」になっており、すでにその影響から年金をはじめ今まで常識と考えられてきた社会システム自体が崩壊寸前の状況にあると言われています。また、同時に様々な意味の多様化も進んでいるため、いろいろな考え方をする方が増えてきました。」としたためました。
6年を経て、よりその状況は強まり、今年発生した未曾有の危機~新型コロナウイルス感染症拡大もあり、見通しが立たないと言われています。

FP(ファイナンシャルプランナー)という仕事を長年やってきて、お客さまのライフプランの作成とその実現のため対応していますが・・・変化の激しさをヒシヒシと感じずにはいられません。
人生80年の時には、20~60歳まで40年程度働き、残りの20年を過ごす・・・使う金額が同じであれば、現役時代の1/3を貯蓄しておけば事なきを得ました。
ところが、人生100年時代となり、老後が40年となると、現役時代の1/2を貯蓄しておけばいけない状況になっています。働く期間=現役時代を延ばすか?老後の期間に+αの不労所得を得なければ、生活が立ち行かない状況になっています。
きっとその+αになり得る資産運用の対象が不動産なのだろうと思います。
投資は、投資期間中の利益=インカムゲインと終了時点の利益=キャピタルゲインのトータルで良し悪しが変わります。
投資対象である不動産の良し悪しを知るには、様々な知識や情報を得て、的確に判断する必要がありますし、長期投資が前提です。
末永くお付き合いする業者選定が大切になりますから、少しずつステップアップしてから始めましょう。
みなさんにお伝えしたかったのは「見通しは自然に立つモノ」ではなく、自分自身で意識をして「見通しを立てるモノ」だと言うことです。
最後に・・・見通しについて語った偉人の言葉を、みなさんへのエールとしてお届けしたいと思います。
「未来」にはいくつかの名前がある。
“意志薄弱な者”はそれを「不可能」と呼び、“臆病者”は「未知」と呼ぶ。
しかし、“勇敢な者”はそれを「理想」と呼ぶ。
『レ・ミゼラブル』の著者 ヴィクトル・ユーゴー
以上、これにて、おひらきです。
長い間、ありがとうございました。
最後に、このコラムを長年ご依頼頂いた 日成アドバンスの小土手社長、そして、キッカケをくれた 竹原庸起子先生、最後に長い期間、読んで頂いた たくさんの読者 のみなさんに感謝申し上げます。
また、いつの日か・・・お目に掛かりましょう。
掲載日時:2020年11月15日
佐藤 益弘 氏プロフィール
・株式会社優益FPオフィス
・ファイナンシャルプランナー(CFP)
数少ない 商品販売を伴わない 「お客様サイドのFP」「教科書通り のFP」として活動中。