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第1回 はじめに

ファイナンシャルプランナー(FP)である私たちに「不動産投資がしたい」とご相談に来られる人が後を絶ちません。

特にここ数年は団塊の世代と言われる昭和20年代に生まれた方が高齢者である65歳以上に成り、年金生活をスタートさせる方が多いことも影響しているのでしょう。
増えてきました。

また、30~40歳代の独身の方からのご相談も増えています。
自分自身の将来や老後の不安解消のために相談に来られたり、密かに離婚を考えている方で、その後の生活についてご相談に来られたりする方々もいらっしゃいます。

日本は世界でも例のない、人口が減りながら高齢者割合が高まる「少子超高齢社会」になっており、すでにその影響から年金をはじめ今まで常識と考えられてきた社会システム事態が崩壊寸前の状況にあると言われています。

また、同時に様々な意味の多様化も進んでいるため、いろいろな考え方をする方が増えてきました。

現在、日本は高齢者になっても働き続けられる様に社会構造を変化させている途上ですが、そうは言っても歳をとれば若い頃のようにバリバリ働くわけにはいきません。

自分の老後は自分で守るが基本。

これからは自分自身で公的年金とプラスアルファとなる不労収入=自分年金を得ていかなければ、希望ある老後は夢のまた夢です。

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こういう状況の中で、この不労所得の代表として考えられているのが「不動産投資」です。徐々に不動産価格も二極分化が進み、人気エリアに関しては価格が上昇していますが、まだまだ長期・安定的な投資の代表選手として活かされています。

その一方、巷に流れる不動産投資関連情報を見てみましょう。
誰にもマネできないようなウルトラC的な大勝負をしたり、時流に乗ることで結果として投資が成功したような体験をベースにしたり…中々、マネできないような不動産投資関連情報が後を絶ちません。

もちろん、それ自体をウソだと言うつもりはないのですが、その多くは過去の、一定条件の下、行われた事実です。つまり、再現性が高いか?というと必ずしもそうとは言いきれないモノが多いような気がします。

時代は常に変化しています。不動産業界の常識として「タダOR安価で簡単に手に入る情報では利益は上げられない」と言われています。

成功事例はすでに過去のものであり、参考にはなりますが、そのまま同じように使うことはできないでしょう。

長い目で見て投資をうまくやっていくには、セオリーをしっかり「学ぶ」段階と「慣れる」段階を経る必要があります。

まず、大儲けはできないけれど、不動産投資を行い、ある程度の儲けを得ること=セオリーは、少し「学び」「慣れれば」対応できるでしょう。ですから、まずはその基本形を知る必要があるわけです。

第一ステップを踏まずして「成功」の二文字はあり得ません。

本連載は、不動産投資を始めようとする人、また不動産投資をしたくてもなかなか踏み込めなかった人を支援するためにしたためます。

不動産投資になじみのない人が、できるだけ早い段階で不動産投資に踏み出せるように、「学び」「慣れる」点を重視して、投資を行う実務手順を解説したマニュアル的な要素を持った内容です。

実践的なノウハウを多数織り込みます。

コラムを読み始めた段階では「?(はてな)」ばかりでも、読み終わった後には不動産投資を行えるだけの知識・知恵を得ていることを祈念します。

 

それでは、始めましょう!

 


第1回「はじめに」
第2回「そもそも…どうして不動産投資がしたいの? その1」(2015年8月公開予定)
第3回「そもそも…どうして不動産投資がしたいの? その2」(2015年9月公開予定)
第4回「そもそも…どうして不動産投資がしたいの? その3」(2015年10月公開予定)


佐藤 益弘 氏プロフィール

株式会社優益FPオフィス 代表取締役
・ファイナンシャルプランナー(CFP資格認定者)
・住宅ローンアドバイザー(財団法人住宅金融普及協会)
・共栄大学(学校法人共栄学園) 非常勤講師
・気学士

東洋精糖(株)の不動産部門にてマンション開発・販売統括・管理支援などの主任を務める中、FP資格を取得。2000年8月より独立系FPとして独立。

㈱住まいと保険と資産管理、㈱ユナイテッドファイナンシャルプランナーズ、オフィス秀梨&コンサルティングネットワークス㈱  以上、3つのFP関連会社の設立に参画する。

現在、お客さまサイドに立ったシンの独立系実務家FPとして、そのネットワーク確立のため、マイアドバイザーを運営。

数少ない 金融商品販売を伴わない コンサルティング業務をメインとした 「お客様サイドのFP」「教科書通り のFP」として活動中。