COLUMNコラム

日成アドバンス CSR活動レポート 「大阪府みどりの基金」

2016.04.24

長い間、日成アドバンスが、売り上げの一部を寄付してまいりました「大阪府みどりの基金」より、2月に感謝状をいただきました。
このことがきっかけとなり、改めて、私どもがこの「大阪府みどりの基金」をさらに詳しく知り、この取り組みが広がっていくことを願うようになりました。
そこで、弊社広報担当の秋山が大阪府咲洲庁舎をお伺いし、「大阪府みどりの基金」に関わるお話を聞かせていただきました。

 

・インタビュアー
日成アドバンス広報担当 秋山 結衣  (以下…秋)

・インタビュイー
大阪府みどりの基金担当 山下 敦史様  (以下…山)
総括主査 松本 亜希子様  (以下…松)

 

 

秋)  本日は、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます。
どうぞ、よろしくお願い致します。

 

山・松)  よろしくお願い致します。
私たちも、このような場は初めてでして、緊張しています(笑)

 

秋)  さっそくですが、この「大阪府みどりの基金」とはどのようにして始められたのでしょうか。

 

山)  みどりの基金は、昭和58年に「大阪府緑化基金」という名称で、
市街地の緑化を推進するということを目的として、スタートしました。
それから、平成元年に自然環境の保全という目的が加えられて、今の「大阪府みどりの基金」に名称が変わりました。
大阪府は、北、南、東 にそれぞれ北摂山系、金剛山系、和泉葛城山系と、三方を山に囲まれていますが、中心部は市街化が進んでおり、緑が極端に少ない為、緑化を進めていこうと考えたのがはじまりです。

 

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秋)  私、子どもの頃、緑化のポスター等を手がけた記憶があります。夏休みの宿題などで…

 

山)  取り組みが始まって、もう30年近くになります。

秋山さんは、普段、緑を身近に感じていただく事はありますか?

 

秋)  山下さんのお話を聞くと、確かに、ああ、緑が増えたんだなぁと思いますが、普通に生活をしていたら、少し緑が増えたといっても、そこまで感じ取る事はないと思います。
極端な話ですが、大きな並木道などができたら、実感できるのでしょうね!

 

山)  御堂筋のイチョウ並木は、きれいですよね。
夏は緑、秋は黄色というように、四季を感じることができる並木通りですね。
個人的な話にはなりますが、私自身が北摂の方に住んでいまして、緑はすごく多いところなのです。
大きな公園もいたるところにありますし、万博公園もあります。
なので、市内にきたら、やはりコンクリートジャングル!と感じてしまいます。
是非、皆様に、緑が増えた!と実感していただけるように、大阪府としてもこの基金の活用を行っていきたいと考えています。

 

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(秋)  そうなると、大阪市内ももっと住みやすい土地になりますね。
そのみどりの基金をいろんな事業に活用されているという事ですが、実施された場所はその後、どのような効果が現れているのですか?

 

松)  みどりの基金についての事業報告書を、作成しています。平成26年度に実施したものから、紹介させていただきます。
みどりづくり推進事業「活動助成」というものがあります。地域の方々が緑化活動をされる場合、助成を行っています。

事業報告書を作成する際に、今から4年前にみどりの基金を活用していただいた場所を取材しました。
保育園なのですが、芝が張られており、とても緑豊かに育っています。

子どもたちはもちろんの事、地域の人も利用されているそうです。
しかも、緑が増えることによって、虫も寄ってくるようになり、子どもたちにとっては、良い勉強の場にもなっているそうです。

 

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秋)  素敵ですね!

 

松)  子どもたちは裸足で過ごしているそうです。とても、健康的ですね。

その他にも、地域の公園や、小学校などでも、活動助成を行っております。
助成金を活用して、桜の名所にして、もっと人に来てもらおうと、地域の方々や子ども会と一緒に、緑化活動を行われている企業グループもあります。

こういった緑化活動を通して、企業も地域の人たちと交流を持てるという事もありますので、
様々な相乗効果が生まれるきっかけになるのではと思います。

 

秋)  いろんなところにこの助成を行っているのですね。
皆で一緒に何か一つの事を行って、大阪中に緑が増えればとてもすばらしいですね!
今後、この基金を活用して、更なる展望はお考えですか?

 

山)  今年度(平成28年)から、「実感できるみどりづくり事業」という、みどりの基金を活用した事業を行っていく予定です。
私たちは、「緑を実感できる」という事はどういうことなのかを考えました。
それは、身近に目に付くところ、たとえば、日陰や木陰を提供できるような緑に包まれた歩行空間の整備や、人がその中で憩えるような、緑がある場所を増やすことで、実感できるのではないかと考えました。ヒート対策にも効果があると思います。

 

秋)  ルクアや、グランフロント大阪のガーデンスペースをみると、くつろいでいる方もいらっしゃいますし、素敵なスペースだなと思います。
もし、都心部に緑が増えたと実感できるようになると、日成アドバンスにとっても、更にはそこに住んでいただく方にとっても、大変うれしいです。

 

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山)  最近の分譲マンションなどは、庭園のようなものをマンションに組み込むなどもしているみたいですね。そういう緑があることが当たり前って思えるようにできると良いですね。

そして、緑を植えて終わりというわけではなくて、この基金の理念でもある「増やすだけではなく、今ある自然環境を保全していく」という考えに基づいて、より豊かに育てるという事が大切であると考えます。 一日や二日で成果が出るというわけではないです。
きちんと管理して、大きく育てていかなければと思いますので、長い目で見ていただけるとうれしいです。

 

秋)  次世代の為にも、より良い成果を残していきたいですね。考え方は不動産と同じですね。
今後、緑が少しずつでも増えていけば、そこに住みたいと思う方が増えると思います。
緑と住環境は、切り離せない存在ですね。
だからこそ、不動産を扱う弊社は、より沢山の方々に「大阪府みどりの基金」を知っていただきたいと思いました。
これからも、緑化を通した大阪の活性化の為に、日成アドバンスも、微力ではございますが、お手伝いさせていただきたいと思います。

本日は、ありがとうございました!

 

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以上、「みどりの基金」についての、インタビューでした。

 

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CSR~社会貢献活動
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